日本臨床心理士会について

会長挨拶

会長就任にあたって

 この度、一般社団法人日本臨床心理士会の会長に就任しました高田 晃と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 当会は心理専門職として公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定する臨床心理士の職能団体です。1988年に臨床心理士が初めて誕生し、翌年の1989年に日本臨床心理士会として発足、2009年に現在の一般社団法人となりました。当初、2,771名だった会員数は、2023年5月末日現在では、23,340名になっております。
 会員が心理専門職として活動している臨床領域は、最も多くの会員が従事している医療・保健領域やスクールカウンセラーとして活躍している教育領域をはじめ、福祉、産業、司法・矯正、私設心理相談など多岐にわたっております。 この数年を振り返ってみても2020年当初より始まった未曾有の新型コロナウイルス感染症の拡大、それに伴う自殺対策、昨年度はウクライナ紛争に関連した避難者や関係者に対する電話相談など、活動の場はますます拡大する傾向にあります。これらの領域の活動をバックアップするために、当会では16の委員会と3プロジェクトチームが組織化されています。
 改めて定款に目を通しますと、「本会は臨床心理士相互の連携を密にし、臨床心理士の資質と技能の向上を図り、もって人々の心の健康の保持向上に寄与することを目的とする」とあります。この目的を成し遂げ継続していくために、 全国津々浦々で活躍している一人ひとりの会員が心の専門家として日々研鑽に励み、当会としましてもそれぞれの委員会において資質と技能の向上のための研修を開催し、関係省庁や関連団体と連携協働を図りながら横断的で包括的な支援の実践に努めてまいります。
 引き続き皆様のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2023年7月1日

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