![]() TOP > 臨床心理士の面接療法 > 12.臨床動作法
![]() |
![]() ことばではなく動作を主に面接の媒体とすることで、比較的短期に主訴を改善する効果を上げています。 わたしたちがある気持ちを感じるとき、それはからだの感じを通して実感しています。また、そのひとの動作には、そのひとのこころのありようや、がんばりかたなどが表れます。 動作法では、たとえば肩を上げる/下げる、踏みしめて立つといった動作を行います。そのなかで、からだの感じを実感し、動作を変えていく工夫や試行錯誤をしながら、うまくいかなくなっている自分のありようを変えていきます。その過程を、セラピストが適切に援助します。 動作法を実施すると、自己存在感や肯定感、安定感や自信をもって取り組める感じなどがしばしば体験されます。 動作法は、ほどよい緊張感をもって日常生活に対応できるように援助する技法であり、幅広い主訴に対応して適用されています。 ![]() |