一般社団法人 日本臨床心理士会
対面以外には、どんな方法があるのでしょうか
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対面以外の相談方法
カウンセリングや心理療法、心理指導は、セラピスト(面接者)がいる場所に、クライエントの方に来ていただいて、直にやりとりをすることが基本になり、効果も大きいのですが、電話相談、メールカウンセリング、手紙・FAXによるカウンセリング、訪問カウンセリングなど、対面に代わる方法もいくつかあります。

電話相談
メールカウンセリング
手紙・FAXによるカウンセリング
訪問カウンセリング

■電話相談
電話相談は、声と言葉だけが手懸りとなるため問題の詳細や深層が伝わりづらいと感じることもありますが、専門家に相談するのがよいのかどうか、どこに相談に行ったらいいのか、判断が難しいときには有用です。公的機関の電話相談の代表的なものには、臨床心理士や精神保健福祉士が対応している精神保健福祉センターの電話相談があります。こうした電話相談は匿名で利用できますし、費用は電話代だけです。問題の交通整理を行うことにより問題解決の糸口や方向性が見えてくることがありますし、必要なら相談機関や治療機関も教えてもらえます。電話番号はNTTの電話番号案内などで調べられます。一方、私設心理相談機関には、家から出られない、近隣に臨床心理士がいないなどの事情があり、電話のみで継続したカウンセリングを受けたい方を対象に、継続的な電話相談を行うところもあります。そのような場合には、相談時間や料金の設定が明確な電話相談を選ぶことをお勧めします。(武藤晃子)

■メールカウンセリング
メールカウンセリング(オンラインカウンセリング)は、Eメールのやりとりを通して相談を進めていくカウンセリング形態です。一番の特徴は、自分の都合の良い時に相談ごとや思いをつづることができる点にあります。忙しくて時間が取れない方、カウンセラーと直接会って話すことに抵抗のある方に向いています。自分の思いを文字にして見直すこと自体、気づきや問題の整理になる場合も多くあります。とはいえ「整理しよう」と意識して相談を行う必要はなく、自分の気持ちや考えを率直に書くことが大切です。また、履歴が残り、後でじっくり読み直すことができるというのも大きな特徴です。ファイルの添付や、ホームページにリンクを貼ることによって、本文中に伝え切れない情報を伝達することもできます。ただし、メールカウンセリングは返信までに一定の時間がかかりますので、緊急の場合や早急に返信が欲しい場合などは、対面や電話などの方法が適切でしょう。(梅澤志乃・松本桂樹)

■手紙・FAXによるカウンセリング
手紙やFAXによるカウンセリングには、まとまった文章を書くために手間ひまがかかること、テキパキとした応答ができないことなどの短所がありますが、自分の考えや感じ方、こころのあり方をじっくりと文章化した上で相談する、また、お互いが文章を何回も読み返して吟味できるという長所もあります。そのために、心が動揺して考えがまとまらない人にこそ、手紙やFAXによるカウンセリングをお勧めしたいと思います。書くことで、自分の考えや感じ方を整理することができ、しかも、自分の文章を残しておけば、書いた時点の自分の考えと読む時点での自分の考えを比較することもできるからです。そのことによって、自分の気持ちに対する深い洞察を得ることができます。カウンセリングを受けるわけですが、解決への道筋を自分で獲得したという充実感や納得感が得られやすい方法です。自分の問題を深く考えたいという人はぜひ試してみてください。(安藤則夫)

■訪問カウンセリング
訪問カウンセリングとは、カウンセラーがご家庭を訪問して、カウンセリングや遊戯療法などの心理療法を行なったり、ご家族に関するご相談に応じたりするものです。ご家庭を訪問して心理療法を行うメリットには、@相談者の方の慣れた環境で心理療法を開始できるので、不安感・緊張感などを軽減しやすい、A病院や相談機関に通う心的エネルギーが乏しい方でも相談行為を開始しやすい、Bご家庭を訪問することによって、家庭や日常に密着した問題分析や助言を検討しやすい、といったことがあります。相談対象、連絡方法、費用などは各相談機関によって異なりますので、事前に問い合わせてご確認ください。(瀧本和子)
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